先日、園長研修会で書道家武田双雲の講演に与りました。双雲氏はADHD(注意欠陥、多動性障害)だそうです。小学校時代は1+1=2が理解できず、どうして縦の棒と縦の棒を足すと綺麗な鶴みたいな形(2)になるのか理解できなかったそうです。

学校から親の呼び出しがあっても、そのたびに両親は「お前は天才だ、普通の人間には理解できない」と褒められて育った。だから、自分より頭の良いヤツがいても「すごいなぁ!」とは思うものの、どよ~んとへこむことはなかった。むしろ、他人のいいところを見つける才能が育った気がするとのことです。

NTTに大卒後3年間勤務して、その後書道で生きる道を選んだ。40歳を超えたころから「天才!天才だ」と本当に言われるようになったけど、言葉の持つ力が如何に大きいかを考えさせられる・・というような講演でした。

20冊以上の本を出版しているとのことで、早速「書いて夢をかなえる本」を買ってみました。「すてき口グセ」・・では「あなたの口癖を見直してみよう」。孫から「爺ちゃんはあ~失敗した」とよく言うね。と言われたことがありますが、人は知らず知らずのうちに否定的な言葉を発しがちです。綺麗な言葉を使いましょうと!何度も双雲氏は訴えました。深く反省される一日でした。これからの保育・教育に活かして行きたいと思います。