梅雨が明けて、厳しい日差しが降り注ぐ毎日です。 7月にもなると、子供たちはすっかり園生活になれ、朝の祈り、聖歌をうたう声も園全体に響き渡るほどの力強い歌声が聞かれます。幸せです。

毎日、各クラスを見回るのですが、子供たちは一斉に私を取り囲み、「走れ~!と言って」とせがみます。わざと力のない低い声で「はしれ~」と言うと、違う!違う!「走れ~!」よ、それに応えて大きな声で「走れ~!」と叫ぶと、子ども達は一斉に廊下に飛び出し走りだします。着替えの進まない子は慌てて着替え、愚図ついていた子は態度を一変させて嬉々として走り出すのです。

鬼さんになって子どもたちを追いかけ、内と外の廊下を4~5周も走ればもうすっきり。「お部屋に向かって走れ!」と号令かけるとサッとお部屋に戻ります。時には、代表の子たちが「園長先生ありがとうございました!」とお礼に来てくれたりして嬉しいです。

しかし、らいおん組(年長)になると、あれほどきりん組(年中)の時は駆け巡っていたのに、今はもう誰一人と「走りたい」とは言わないです。先生の言うことは子どもにとって絶対ですね。来年は1年生だからこれで良いのだと一人納得していますけど、ある意味で・・寂しいです・・。