新学期が始まりました。子ども達の大きな声が園舎内に響き渡っています。新型コロナ感染症も4,000人を超えるなど爆発的な拡大が止まりませんが、今学期も子ども達の健康に十分配慮しながら、ゆとりのある保育に努めたいと思います。
この時期になると、例年、保護者の皆さんから「幼稚園では読み書き、算数は教えないのか」と言う質問が寄せられますので、少し触れたいと思います。
「幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿」では、遊びや生活の中で、数量や図形、文字などに親しむ体験を重ねる・・・」としています。これを受けて、本園では、子ども達が遊びの中で関心を持ち、小学校に上がるころには、自然に文字は読め、数量についてもある程度の理解ができるようにしています。
文科省は、「幼児教育は目先の結果のみを期待しているのではなく『あと伸びをする力』を培うことを重視している。」と述べています。小学校からも、学校教育の場でしっかり教えるので、幼稚園ではしっかり遊びこませて欲しいという要望が来ていますので、ご理解をお願いします。(早くから塾通いの子がいますが、勉強嫌いを育てないよう注意が必要です。)
予定していた納涼祭は、残念ながら子ども達だけで9月6日(火)行うことになりました。一人ひとりの子ども達の心に楽しい思い出の1ページを刻んであげられるよう、教職員一同心を合わせて取り組んだところです。